ピロリ菌診療
当院ではピロリ菌の感染診断、除菌治療を行っています。
ピロリ菌の感染が疑われた場合は、胃カメラによるしっかりとした診断が必要です。
感染が判った場合はできるだけ早期に除菌治療を受けましょう。
資格:日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
ピロリ菌とは
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃や十二指腸の粘膜にすみつく細菌です。
日本人の約半数が感染しています。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの原因である事が判明し、近年注目を集めています。
ピロリ菌の感染は主に乳児期に親から口移しで感染する事が判っていますから、両親など近親者に胃潰瘍や胃がんなどの方がおられる場合、特に注意が必要です。
ピロリ菌による慢性胃炎
乳児期にピロリ菌に感染すると胃粘膜に慢性胃炎が起こります。慢性胃炎は自覚症状がないためご本人は気づきにくい病気です。
そのまま放置すると胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったり、萎縮性胃炎に進展します。
慢性胃炎を放置していると、胃粘膜がやせて胃のヒダが少なくなったり、オレンジだった胃粘膜が白くまだらに変化していきます。これを萎縮性胃炎といいます。
胃粘膜の萎縮が進むにつれて、胃がんが発生しやすくなる事が判っています。
いったん萎縮が進んでしまうと、ピロリ菌を除菌しても元の粘膜には戻れません。
ピロリ菌の除菌治療
ピロリ菌は決められたお薬を1週間服用する事で、およそ9割の成功率で胃から追い出すことができます。
お薬を飲み終わっても安心せず、4週間以上間隔をあけてピロリ菌が消えたか確認する検査を必ず受けましょう。(除菌確認検査)
袋に息を吹きかける検査や便の検査で確認ができます。
ピロリ菌を除菌する事で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発率や、胃がんになる危険が減る事が判っています。
ただし、ピロリ菌の除菌が完了しても一度やせた胃粘膜はもとには戻らず、胃がんになる可能性はゼロになりません。
除菌後もそのまま放置せず、専門医のもとで定期的な内視鏡検査を受ける事を、日本消化器内視鏡学会が推奨しています。
まとめ
ピロリ菌の感染が疑われた場合は胃カメラによるしっかりとした診断を受けましょう。
ピロリ菌の感染が確認された場合はできるだけ早期に除菌治療を受けてください。
除菌治療が完了した後も放置せず、定期的な胃カメラ検査を受けてください。
〒639-1007 奈良県大和郡山市南郡山町520-18
大和郡山マインド21 2階
※WEB予約は診察の予約のみとなります
胃カメラ検査、大腸カメラ検査、腹部超音波、各種検診・予防接種はお電話でのご予約が必要です。
- ◆電車でお越しの場合
- 近鉄橿原線「近鉄郡山駅」東出口より徒歩1分
- ◆お車でお越しの場合
- 隣接する「三の丸駐車場」(380台収容)をご利用下さい。
1時間分の駐車料金補助あり
診察時間Medical hours
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
診察受付 | 8:30~11:30 | ● | ● | ● | - | ● | ● |
16:00~19:00 | ● | ● | ● | - | ● | - | |
内視鏡検査 | 予約制 | ● | ● | ● | - | ● | ● |
※土曜日午後、木・日・祝日は休診
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
休診
午前診察のみ