内視鏡検査

0743-85-5477

食道癌 胃癌 大腸癌で命を落とさないために

日本では毎年多くの患者さんが胃がんや大腸癌で命を落としています。
現在行われている検診(胃のバリウム検査や便の検査)だけでは癌をもれなく見つける事はできません。

近年の内視鏡機器の改良・進歩はめざましく、訓練を受けた専門医が最新鋭の機器を用いて検査する事により、非常に早期の段階で胃癌、食道癌、大腸癌を見つける事ができるようになりました。

早期癌では症状がほとんどない事が少なくありません。症状がでた後では癌がかなり進行しており治療が難しい場合もあります。
どうか早めに内視鏡検査を受けて頂き、少しでも早い段階で癌見つけましょう。早期癌であれば体に負担の少ない治療で癌を治してしまう事もできるのです。

2016年 悪性腫瘍による死亡患者数
  1位 2位 3位 4位 5位
男性 大腸 肝臓 膵臓
女性 大腸 膵臓 乳房
男女計 大腸 膵臓 肝臓

※国立がん研究センターがん情報サービスより

内視鏡クリニックとしてのかくたに内科の特長

(1) 豊富な経験

これまで15,000件を超える内視鏡検査・内視鏡治療を行ってきました。
特に、「NBIシステムと拡大内視鏡を用いた早期癌の診断」と「ポリープ切除術」、「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」、「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」を専門としています。
ポリペクトミーやEMRは院内で実施しています。(外来治療)
ESDが必要な場合は大和郡山病院で行います。(入院治療)
内視鏡治療について詳しくはこちら

(2) 最新鋭の内視鏡機器

がんセンターや大学病院などでも使用されている、最新鋭の内視鏡機器を用いて検査しています。
NBIシステム 拡大内視鏡について詳しくはこちら

(3) 病状に応じた治療施設をご紹介

病気が見つかった場合、ご病状に応じた治療施設をご紹介します。

大和郡山病院 市立奈良病院 天理よろづ相談所病院 奈良県総合医療センター 大阪国際がんセンター 近畿大学付属奈良病院との連携実績があります。

NBIとは

NBIは特殊な光をあてる事で、粘膜表面の模様や血管を見やすし、癌を発見し易くします。
最先端の内視鏡検査・治療を行っている施設では、この「NBI」に「拡大内視鏡」を併用する事で、癌を早期に発見し治療しています。
拡大内視鏡は大学病院やがんセンターなどの基幹病院でも使用される内視鏡で、着目した部位を最大85-125倍まで拡大する事ができ、これにより癌の範囲・深さ、癌細胞の種類を診断する助けとなります。

NBIと拡大内視鏡を使った早期癌診断についていくつか例を挙げて説明します。

例1 NBIシステムを用いた早期食道癌の発見

NBIで食道の中を見た写真です。特殊な光をあてているので全体が緑がかって見えています。
食道癌では正常な部分と比べて、粘膜表面の血管(IPCL)の密度や太さ、形が違うために、NBIで見ると茶色い島状の領域として視認されます。

例2 NBIシステムと拡大内視鏡を併用した早期胃癌の診断


どの部分に癌があるかわかりますか?

この部分が早期胃癌です。よく見ると少し色味が違いますし、拡大すると浅く窪んでいるのが分かります。この小さな窪みが胃癌なのです。

例3 NBI拡大内視鏡を用いた大腸ポリープの診断

大腸カメラの検査中に、左の写真ようなポリープを発見しました。
このポリープの表面に青い色素を撒いて拡大したものが真ん中の写真、NBIと拡大機能を使用したものが右の写真です。

色素拡大観察やNBI拡大観察を行う事で、ポリープの表面模様がくっきりと見えている事が判ると思います。
この模様のパターンから、癌化の有無や、ポリープの種類を高い精度で診断する事ができます。

このポリープは表面構造から「腺腫」と診断しました。
腺腫は大きくなると癌化し大腸癌に進展するリスクがあるため、この場で切除しました。

NBIシステムと拡大内視鏡を用いた、早期癌やポリープの診断について例を挙げて説明しました。

このような最新鋭の内視鏡検査を受けられる事が、当院の特長です。

閉じる