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胃のポリープで頻度の高いものとして、胃底腺ポリープと過形成性ポリープがあります。専門的な知識があれば、両者は内視鏡所見(表面の模様)で判別できます。
胃底腺ポリープはピロリ菌のいない胃粘膜にできやすく、癌化をする事はほとんどありません。治療する必要のないポリープです。
過形成性ポリープはピロリ菌のいる胃粘膜にできやすいポリープで、稀ではありますが癌化の報告もあります。(諸説ありますが2%程度と言われています)過形成性ポリープはピロリ菌を除菌する事で縮小もしくは消褪(消えてしまう事)が期待できますので、まずはピロリ菌除菌治療を行い、経過をみる事が一般的です。
ただし、すでに内部に癌化が疑われる場合や、サイズが大きく胃の入り口や出口を塞いでしまう場合、表面から出血し貧血の原因になっている場合などは、先に切除を行ってからピロリ菌の除菌を行う場合もあります。
ピロリ菌の除菌治療は専用のお薬を1週間服用していただく治療です。1回の除菌成功率は70-90%で、失敗しても2回まで保険治療で行えます。
2015/10/29