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奈良県大和郡山市 かくたに内科消化器内科です。
今回は前回に引き続いてどんな人が胃癌になりやすいのか、お話します。
近年の研究で胃癌のほとんどは「ピロリ菌」が原因である事がわかってきました。
幼いころにご両親から食べ物などを介して胃にピロリ菌が感染します。
すると胃粘膜にピロリ菌がすみつき、持続的に「炎症」を起こします。
炎症が続く段々胃の粘膜が痩せて変性していきます。これを「萎縮」といいます。
胃癌はこの萎縮した粘膜から生える事が判ってきました。
つまりピロリ菌に感染している人は胃癌になりやすく、逆にピロリ菌に感染していない人はほとんど胃癌にはならないというのです。またピロリ菌は胃癌だけでなく胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの原因にもなります。
ですから、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になった事がある人はかなり高い確率でピロリ菌の感染者です。
また、ご両親など親族に胃癌や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などにかかった事がある人がいる場合、ご自身もピロリ菌に感染している可能性があります。
ピロリ菌感染の検査、治療ならびに胃癌の早期発見を希望される方は、かくたに内科消化器内科にご相談下さい。
2016/4/5