日帰り大腸カメラのメリット デメリット

0743-85-5477

日帰り大腸カメラのメリット デメリット

奈良県 大和郡山市のかくたに内科消化器内科です。

本日は患者様から「日帰り大腸カメラのメリットやデメリットって何かありますか?」と聞かれましたので、
お答えします。

大腸カメラのやり方にはいくつかの方法があります。具体的には日帰りで検査をする方法と、入院でする方法です。
施設によって違いますが、私が研修した島田市民病院 倉敷中央病院 市立奈良病院はいずれも日帰りで検査を行っていました。全国的にもどちらかといえば日帰りの大腸カメラを行っている施設の方が多いと思います。

大和郡山市の場合、JCHO大和郡山病院では大腸カメラを一泊入院で行っておられます。

日帰り大腸カメラのメリットは
「時間効率がよい」です。当院の場合、遅くとも15時には検査が終了しますので、その日の夕方以降はもちろん、翌日も自由に過ごして頂けます。一泊入院の場合は翌日午前中までは病院に居なければなりません。

デメリットは
「大きなポリープが見つかった場合、別の日に治療の為の大腸カメラを受け直さなければならない」です。

日帰り大腸カメラを行っている多くの施設は、1センチメートル以下のポリープならその場で切除していますが、それ以上大きなポリープの切除は行わない事が多いです。理由は大きなポリープを切除すると出血するリスクが高いからです。大きいポリープほど、切った後に傷口からの出血が起こり易いと考えられています。

日帰り大腸カメラを行っている施設の多くは、「まずは検査を行い小さなポリープはその場で切除すればよい。大きなポリープや癌化が疑われるポリープが見つかった場合は無理をせず、十分治療法を検討してから別の日に計画的な治療を予定する」と考えています。

患者様の時間的余裕やその他の事情に即した検査法を行っている施設を選択される事がよいと思います。

胃カメラ、大腸カメラはかくたに内科消化器内科にご相談ください。患者さんにニーズに合った方法をご提案します。

2016/4/18