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奈良県大和郡山市 かくたに内科消化器内科です。
本日は「拡大内視鏡」について説明させて頂きます。耳慣れない言葉かもしれませんが、がんセンターや大学病院、主要市中病院などのほとんどの病院では、この「拡大内視鏡」を使って内視鏡検査が行われています。
簡単にいえば、顕微鏡のように見えているものを「拡大」する機能がついた検査です。あやしい部分を「拡大」して見ることで、その部分をちぎって顕微鏡でみる「病理検査」を行わなくても見るだけで診断する事ができます。
例を挙げて説明します。
上の写真ですが、胃の粘膜の写真です。真ん中に赤くなっている部分があります。普通の胃カメラではこの部分が赤い事はわかっても、どのような異常があるのか判りません。
しかし、下の写真のようにこの部分を「拡大」し、さらにNBIという特殊な光でみる事で、もっとくわしく見る事ができます。この場合、粘膜自体は正常で、毛細血管がやや拡張している事が判りますので、細胞の検査をする必要がなく、検査の費用を抑える事にもつながります。
当院では胃カメラだけでなく、大腸カメラも拡大内視鏡を使用しております。
この方法で、食道がん、胃癌、大腸癌を早期に発見したり、良性ポリープと区別をつける事ができます。
むねやけ、食欲不振、腹痛、便秘・下痢、血便・便潜血陽性などのご相談は、「かくたに内科・消化器内科」へご用命ください。
2016/3/28