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大腸カメラの際に患者さんが苦痛を感じる原因として、もっとも多いのが「カメラで腸が引き伸ばされた時」です。いかに腸を伸ばさずに大腸の奥までカメラを挿入できるか、が大腸内視鏡医の腕の見せ所です。当院では大腸内視鏡検査に熟練した日本消化器内視鏡学会認定専門医が検査を行っており、腸を極力伸ばさない「軸保持短縮法」という技術を用いる事で、特に眠り薬や痛み止めを使用しなくても99%以上の成功率で大腸の奥まで検査を受けて頂けます。(※もちろん患者様からのご希望があれば眠り薬や痛み止めの使用もできますので、ご要望の際にはご遠慮なくお申し付け下さい。)
それでも100-300人に一人程度の割合で、腸がとても長かったり、過去に手術をされた影響で腸がお腹の中でひっついてしまっている人など、大腸カメラで強い苦痛がでてしまう患者さんがおられる事も事実です。そのようなケースでは無理に大腸カメラの完遂にこだわらず、検査を中断し別の検査をご提案させて頂きますのでご安心下さい。
大腸癌は悪性腫瘍部位別死亡者数で女性の1位、男性の3位に位置付けられる疾患で、早期発見できればお腹を切らずに内視鏡治療での治癒も期待できますが、症状が出た段階ではかなり進行している場合が多いです。症状が軽微な段階で一度検査を受けて頂き、病気の有無を確認して頂く事が重要です。また最近の研究で大腸癌の過半数が大腸ポリープが原因である事が判ってきました。大腸カメラの際に医師が切除可能と判断したポリープにつきましてはその場での切除も行っております。
2015/10/29